こんにちわ。sakuranokiiです。
大学院への進学を考えている学部生に共通する悩みと言えばこれではないでしょうか?
大学院入試の対策って何から始めればいいの?
大学院への進学を考えているなら、できるだけ早く院試対策はスタートした方が良いです。
とはいえ、すぐに勉強を開始するのは得策ではありません。
まずは、敵を知ることから始めましょう。
本記事では、大学院入試の日程や流れ、難易度といった基礎知識をまとめてお教えします。
筆者は旧帝大の理系大学院に進学しており、その経験も含めながら最近の動向を解説します。
本記事を読めば、院試の全体像が掴めるため、スマートに院試対策を進めることができますよ。
学部生の皆様は知らないとまずい内容ですので必見ですよ!
大学院入試の日程
大学院入試っていつやるの?
まず知っておかないといけないのは大学院入試の日程です。
試験の日がいつなのか分かっていないと勉強計画は立てられませんからね。
主要な国公立・私立大学大学院の試験日を調べたところ、どの大学も同じような日程でした。
〇基本的に7~8月に試験実施
〇試験は筆記試験および面接で2~3日にわたって実施
〇1月~2月に2次募集を実施する専攻もあるが一部のみ
早くて6月上旬、遅くても9月下旬には試験が実施されますね。
大学受験の季節は冬ですが、大学院入試の季節は夏なのです。
つまり、4月に研究室に配属されてから試験までには3~4か月しか時間がありません。
さらに研究もしないといけないので、勉強に割ける時間は思ったより少ないです。
また、後述しますが勉強以外にも院試に向けてやるべきことはたくさんあります。
研究室に配属されたらすぐに院試に向けた準備を進めることをおすすめします。
新型コロナウイルスの影響で最近ではオンラインで面接はもちろん筆記試験も実施する大学があるようです。オンラインでの院試に対応できるようにネット環境の整備に加え、イヤホン・マイク等の備品は揃えておきましょう。
大学院入試の一連の流れ
大学院入試の一連の流れってどんな感じ?
試験日が分かっただけでは下準備はもちろん不十分です(笑)。
試験を受けるためには願書や必要書類の提出が必要です。
また、大学院入試はどの大学院に受験するかだけでなく、どの研究科のどの研究室に入りたいかまで決める必要があります。
現在所属の研究室にそのまま進学するならOKですが、他大学への進学を考えているなら、研究室訪問等で志望研究室を決めるための情報を集める必要があります。
1例として、他大学に進学予定の学生が試験日までにやるべきことを下記にまとめました。
勉強以外にもやることは多いですね。
特に募集要項は公開されたらすぐに熟読し、いつまでに何が必要かスケジュールを組みましょう。
外部進学される方は研究室訪問等で特にやることが多いので、試験日までのスケジュールはできるだけ早く作っておくべきです。
内部進学される方も、出願に関して不安なことは先生や先輩に相談し、疑問はすぐに解消しておきましょう。
また、ほぼ全ての大学院が英語試験としてTOEICやTOEFLのスコア提出を義務付けています。
最近はコロナの影響もあり、外部英語試験の受験が難しい場合もあるため、できるだけ早い時期にTOEIC/TOEFLのスコアを獲得した方が賢明ですね。
せっかく頑張って勉強してもそもそも受験できなかったら意味がないので、下準備は抜かりなく行いましょう。
筆者の同期にTOEIC受験を失念していた方がいました。TOEICは間に合いませんでしたが、TOEFLはぎりぎり受験が間に合って事なきを得たそうです。TOEICのスコアが取得できなくても諦めないでください(笑)。
大学院入試の難易度
大学院入試ってどれだけ難しいの?
大学受験よりも難しいそう・・・
大学受験に比べると実はかなり受かりやすいです。
まず、試験のレベルは大学受験より低い印象です。
ちゃんと勉強すれば平均70点ぐらいは取れますから。
自分が研究室で日々取り組んでいる専門科目ならかなり簡単に感じますよ(笑)。
また、倍率も大学受験に比べればかなり低いです。
HP上で公開されている受験結果を見たところ、1.2倍ぐらいがほとんどです。
実際、筆者の大学院では第1志望の研究室に合格しなければ、定員に空きのある研究室に流れる仕組みなので、研究室にこだわらなければ完全に不合格になることはまれでした。
有名大学への進学に憧れがあるなら、大学院入試は良いチャンスと言っていいでしょう。
ただし、あまりに成績が悪い場合は研究室定員に空きがあっても不合格になります。
受かりやすいからと言って勉強しなくていいわけでは当然ありません。
また、進学してからも勉強は続けないとダメです。
特に有名大の研究室に進学する場合はレベルの高さについていけず辛くなります。
学歴ロンダリングすることに筆者は賛成ですが、「院試だけ頑張ればいいんでしょ」という思想の方は将来の自分を苦しめるので、慎重に進路を考えてくださいね。
筆者の専攻では過去に英語以外の全科目で満点をとった方もいます。大学受験ではさすがにありえない話ですよね(笑)。その方は現在当専攻の教授としてご活躍されています。
院試勉強を頑張るメリット
全体像も分かったし、さっそく院試勉強を始めたい!
でも研究もしないといけないし、勉強のモチベーションを維持できるかな?
院試本番までに必要な下準備のスケジュールを立て、全体像を把握したら早速勉強スタートです。
ですがその前に、やる気を上げるために院試勉強を頑張るメリットをお伝えします。
大学院入試は受かるだけなら比較的簡単です。
しかし、充実した研究室生活を送りたいなら、院試勉強を頑張らない理由はどこにもありません。
院試勉強を頑張るモチベーションを維持するために、上記のメリットを心に刻んでください。
学生が院試勉強に集中できるように「院試休み期間」を用意してくれる研究室もあります。筆者の研究室もそうでした。慣れない研究室生活でストレスもたまっていると思いますので、数日ぐらいはリフレッシュしても良いでしょう。ただし、そのまま欲に負けて遊び続けず、切り替えて勉強しましょうね(笑)。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事の内容をまとめると下図のようになります。
冒頭で述べたように、大学院入試は試験日までにあまり時間がありません。
よって、大学院入試の対策は効率よく進めることが肝要です。
そのためには、勉強する前に院試の全体像をまずは把握しましょう。
受験する上で必要な手続きや下準備のスケジュールをしっかり組むことで、余計なことに気を取られず、勉強に集中できます。
先を見据えた行動を心掛けることが、貴方の院試を成功させる要因となりますよ。
以上、ご参考になれば幸いです。
コメント