こんにちわ。sakuranokiiです。
大学院入試を控えているのに多忙な学部生の方はこんなことで悩んでいませんか?
研究が忙しくて院試対策する時間がない・・・
最短で合格する方法が知りたい・・・
大学院入学試験は夏に行われるため、研究室配属されてからわずか3〜4ヶ月しか対策期間がありません。
その間も研究は進めないといけませんので、院試対策に割ける時間は思った以上にありません。
学部生に対してもどんどん実験をやらせる研究室ならなおさらです。
本記事では、忙しい学部生に向けて、最も効率よく大学院入試に合格する方法をお教えします。
筆者は旧帝大の大学院入試を成績上位で合格しています。
当時の勉強法で良かった点と悪かった点を活かして、最速で院試に合格する方法を考えました。
本記事の内容を実践すれば、研究と院試勉強を両立できるようになるため、充実した研究室生活のスタートを切れますよ!
まず過去問を解いてみる
まずは何から始めたらいいの?
まずは受験する専攻の過去問をダメもとでいいので解いてみましょう。
いきなり過去問に挑戦する理由は以下3つです。
・求められる学力と自分の学力の差および苦手分野が分かる
・合格に必要な勉強内容と量がおおよそ分かり、勉強計画が立てやすくなる
・本年度に出題される問題をある程度予想できる
始めに過去問を解くことで、院試に合格するまでにやるべきことをハッキリさせます。
明確な目標を定め、自分に足りていないところを常に意識することで、無駄な勉強をしなくて済みますよ。
続いて、過去問を活用する具体的手順を示します。
ちなみに、大学院入試の過去問は研究科 or 専攻のHPから誰でもダウンロード可能です。
HPで公表されていない場合は研究科窓口に問い合わせれば入手可能です。
手に入らないということはないのでご安心ください。
当時の筆者はどんな問題かだけをざっくり確認しただけで解きはしませんでした。その結果、本当に必要な勉強は何かを掴めないまま何となく勉強していました。今思うと選択と集中に欠いており、効率が悪かったですね。
授業の復習を軸に勉強
合格するために必要な勉強は分かったけど、どうやって勉強するのが効率的なの?
理想は教科書を始めからじっくり読むことですが、忙しい学生にそんな時間はありません。
効率よく勉強するためのコツは下記です。
・授業のノートや配布資料を活用する
・授業中の演習課題や小テスト、定期テストを解きなおす
・先輩が院試対策時に使った資料があれば積極的に活用する
授業中の板書や配布資料は要点がまとまっているので、教科書を読むより効率よく復習できます。
授業ノートを中心に復習しながら、もっと詳しく知りたいなら教科書を読むスタンスが良いでしょう。
また、授業中の演習課題やテスト類が手元にあれば重宝します。
ひたすらに教科書を読むより問題演習しながら復習したほうが知識の定着が早く、テスト慣れもするので一石二鳥です。
さらに、授業の定期テストは院試問題を作成する教授の先生が作ります。
すなわち、院試問題作成者が重要だと考えた項目が授業のテストには出題されているので、そのまま院試にも出題される可能性は高いと思いますよ。
並行して、研究室の先輩が院試対策のために作成したノートや利用した資料が残っていれば、参考にさせてもらえないかお願いしましょう。
先輩にとって役立った資料は自分にとっても有益な場合が多いので、積極的に活用した方が良いですよ。
実際に筆者は上記3つのコツを意識しながら勉強をスタートしました。
筆者は勉強時間に比較的余裕があったので、最終的には教科書も読みましたが、合格するだけならあまり教科書は読まなくても良かったと思いますね。
筆者の研究室ではある科目について先輩から代々受け継がれる院試対策ノートがありました。秘伝のノートのおかげでその科目に関してはほとんど教科書を見ずとも十分に勉強できましたね。研究室の財産の1つです(笑)。
毎日の研究室生活を大切にする
勉強方法は分かったけど、やっぱり勉強時間が確保できない…
どうしたら勉強時間を作れるの?
「院試勉強したいので実験したくないです」と指導教員に堂々と言える人は少数でしょう(笑)。
新入生は自分1人で研究を回せないので、研究に使う時間をコントロールするのは難しいです。
よって、勉強時間を増やすためにできることは1つです。
毎日の研究活動を院試勉強に繋げましょう。
専門科目の試験は複数ある科目からいくつかを選択し解答する場合が多いです。
その選択肢の1つとしては、自分が普段研究している分野が関連する科目を当然選びます。
従って、普段の研究に熱心に取り組むこと自体も院試対策になるのです。
研究活動を院試対策に活かすためのコツは下記です。
受け身な姿勢にならず好奇心旺盛に研究に取り組めば、知識量は飛躍的に増えるし考え抜く力も鍛えられます。
個人的には図書館で覚えた知識よりも、研究室の活動から学んだ知識の方が何倍も身に付くと思います。
上記のコツを意識して研究活動すれば、自分の専門分野に関連する科目は間違いなく得点源になりますよ!
個人的には勉強会で勇気を出して質問したことで得られた知識は記憶に残りやすいです。筆者は質問を無駄にしないために、勉強会用のノートを作って学んだ知識をまとめておきました。復習もしやすく便利でしたよ。
積極的に人に教えてもらう
院試勉強中にどうしても分からないことがあったらどうすればいいの?
自分で30分は調べたり考えたりしたけど分からないことは人に聞きましょう。
時間に余裕がある人なら考える力を鍛える機会にもなりますが、最短で合格したい忙しい人にとっては時間の無駄です。
もちろん同期でもいいですが、正確な回答をしてくれる先輩や助教の先生がおすすめです。
年上の方の時間をとるのは気が引けるかもしれませんが、以下の点に気をつけたらOKです。
筆者自身、後輩からの質問に答える経験は何度もあり、上記のような気遣いをして頂けるとありがたいです。
こういう誠実な学生には熱心に教えたくなりますね(笑)。
最速で合格するためには、使えるものはどんどん使っていくのが賢いのです。
当時の筆者は質問をほとんどしなかったので効率が悪かったですね(笑)。人に教えを乞うことは何も恥ずかしくありませんよ。むしろ新入生の特権です。また、先生や先輩の時間を奪うことを過度に気にするのも良くありません。新入生の教育も研究室の大事な仕事ですからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事をまとめると下図の様になります。
研究が忙しくて院試勉強に手が回らない気持ちはよくわかります。
ですが、残念なことにマルチタスクをこなす忙しさは、院試合格後はもちろん社会人になってからもずっと続きます。
忙しいことを言い訳にせず、忙しい中でもベストの成果を出す方法を探す訓練は早いうちからした方が得です。
研究と大学院入試対策の両立を、最初の訓練にしてみてください。
マルチタスクをこなす能力を鍛えれば鍛えるほど、充実した研究室生活を過ごせますよ!
以上、ご参考になれば幸いです。
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