【博士課程の就職】博士課程におすすめの就職先・業界とは?

【就活情報から考察】博士におすすめの業界就職関係
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こんにちわ。sakuranokiiです。

そろそろ就職活動を開始しようと考えている博士課程の学生さんはこんな悩みを抱えていませんか?

せっかく博士号を取得するのだからドクターを大切にする企業に就職したい!

でも、それってどんな企業?どんな業界だろう??

本記事では、様々な業界の企業約200社の採用情報を調査した筆者が、ドクターにおススメする業界・企業を3つに絞ってご紹介します(判断基準は下記参照)。

日本の就職市場でドクターの就活生というのはまだまだ珍しい存在です。

そんな馴染みのない博士課程の学生をわざわざ好んで採用する業界・企業側の考えについても合わせて考察してみました。

本記事を読めば、博士が就職すべき業界と企業の特徴が分かりますので、就職先を探すうえで必ず役に立つと思いますよ。

おススメできるかの判断基準に用いた指標

①採用エントリー開始時期を博士だけ早めているか?

*他社に先んじて博士を採用する方針であるため、博士採用に意欲的であることの証拠

②博士初任給の記載があるか?

*記載ないところは博士採用の実績がほとんどない可能性高い

③博士初任給の額はいくらか?修士との差はいくらか?

*修士と数千円~1万円程度しか差がないのは博士を大事にしていない印象あり

④平均年収はどれぐらいか?

*初任給だけ高くても良くないので博士初任給の記載がある企業について四季報で調査

➄売上に対する研究開発費の比率はいくらか?

*研究開発に力を入れている=博士の活躍の場が多いので四季報で調査

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製薬

製薬

一番おすすめできる業界は「製薬ですね。おススメできる理由は下記です。

製薬業界のおすすめポイント

・多くの企業が博士のみエントリー開始時期がかなり早く(9~10月)、採用に積極的。

・多くの企業で博士初任給の記載あり。金額もかなり高い(平均して約29万)。

・修士初任給に対して博士初任給は+3~4万も高い。

・平均年収もかなり高額(調査対象企業の平均値で約890万)。

・売上に対する研究開発費の比率が高く、研究開発に積極的。

製薬業界はあからさまに博士採用に積極的です。

特に博士の平均初任給が30万円近いのはすごいです。

経団連が公表している「2020年3月卒新規学卒者決定初任給調査結果の概要」によると、院卒(技術系)の平均初任給は約23万6千円ですので、製薬会社の博士の待遇がいかに良いかが分かると思います。

製薬会社が博士採用に積極的なのは、研究開発に力を入れているからでしょう。

筆者の調査では、主要な製薬会社の売上に対する研究開発費の比率は平均して10%を超えており、他業界の数倍は資金を投じています。

研究開発に積極的であるため、研究遂行力の高い博士を大切にする社風があるのだと思います。

sakuranokii
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好待遇で有名なだけあって優秀な学生がたくさん応募してくるため、製薬業界への就活は競争が激しいです。内定を頂くのは大変かもしれませんが、薬学博士はもちろん生物専攻・化学専攻の博士はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?入社できれば専門性を活かしたやりがいのある仕事ができると思いますよ。

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化学メーカー

化学メーカー

次におススメできるのが「化学メーカー」です。おすすめポイントは下記の通りです。

化学メーカーのおすすめポイント

・一部の企業は博士のみ早期募集しており(10月~1月)、採用に意欲的。

・多くの企業で博士初任給記載あり。金額も高い(平均約28万円)。

・修士初任給に対して博士は+3~4万も高い。+6万の企業もある。

・平均年収も高額(調査対象企業の平均値で約810万円)。

製薬業界ほどではないですが、化学メーカーも博士採用に十分積極的な印象です。

また、博士初任給・平均年収ともに高額で待遇面も優れています。

化学メーカーが博士を大切にしている理由は、特定分野で高度な技術をもつ専門家になることが化学メーカーの生命線だからかと思います。

化学メーカーは幅広い製品を扱うため、ある分野で他社がまねできないような高度な技術を持つ=専門企業になることで、他社と差別化し生き残ってきた企業が多いです。

大学で最先端の知識を十分に学び、かつ、論文としてアウトプットする経験も積んだドクターは高度な技術を開発する上で即戦力として重宝されます。

また、化学メーカーは製造業の中では利益率が高いので、人材確保にリソースも割きやすいです。

技術競争に勝ち続けるための高度な人材=博士の採用に意欲的なのでしょう。

sakuranokii
sakuranokii

筆者自身化学メーカーに勤めており、博士採用に力を入れている業界だと肌で感じています。筆者の勤め先は新卒の技術職における博士の割合が年々増加しており、2020年度入社では3割がドクターと非常に多くなりました。会社で博士が珍しい存在と言われなくなる日が化学メーカーでは近いのかもしれません(笑)。

電子・電気・OA機器

電子・電気・OA機器

3つ目のおすすめ業界は「電子・電気・OA機器」です。

家電や半導体、コンピュータなどを製造する業界ですね。

電子・電気・OA機器業界のおすすめポイント

・博士だけ早期募集する企業は少ないが、博士初任給の記載がある企業は多く、博士採用実績は多い印象。

・博士初任給は平均約27万と悪くない。一部の企業は能力次第で決定としており、専攻が志望企業の業務内容に良くマッチしている博士におススメ。

・平均年収が高額(調査対象企業の平均値で約810万円)

・売上に対する研究開発費の比率が比較的高く、研究開発に意欲的。

電子・電気・OA機器は化学メーカーと同じぐらい博士におすすめできる業界ですよ。

この業界は海外メーカーの台頭により世界規模での激しい技術競争にさらされています。

海外では博士号をもつ企業研究者がたくさんいるので、諸外国相手の厳しい競争に勝つためには、日本側も優秀な人材をそろえる必要があります。

すなわち、台頭する海外メーカーに対抗する上で国際競争力を上げるために、博士はこの業界にとって必要な人材ですので重宝されると思います。

特に、半導体関連企業は売上に対する研究開発費の比率が10%ほどあり、製薬業界と同じぐらい研究開発に資金を回しているため、より一層博士におすすめの企業ですね。

sakuranokii
sakuranokii

最近成長が著しいソフトウェア・情報処理・ネット関連業界は学歴問わずの企業だらけでした。博士向きというよりかは自分の能力に自信のある人におすすめの業界かと思い、メインとしては紹介しませんでした。ごく一部の企業(NTTデータ等)は博士募集を明記しており、待遇もかなり良いのでおススメですよ。

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行きたい業界のトップクラスを狙おう

行きたい業界のトップクラスを狙おう

では、上記3つ以外の業界には博士は行かない方がいいのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。

自分がどうしても行きたい業界があるのであれば、その業界の企業に勤めるのが一番です。

1点だけアドバイスするとしたら、その行きたい業界の中でもトップクラスの大企業に入ることを博士にはおススメしますね。

なぜかと言うと、今まで見てきたように博士が重宝される企業は以下の特徴があり、これらは多くの大企業に良くあてはまるからです。

博士が重宝される企業の特徴=大企業の特徴

・研究開発に力を入れている

利益率が高く、優秀な人材確保にリソースを割くことができる

諸外国の企業に対抗すべく国際競争力向上を目指している

大企業は研究開発に力を入れてきたからこそ他社の追随を許さない業界トップクラスの座についています。

また、大企業は資金力があるため、高給取りの博士を新卒採用できる余裕がありますし、研究開発に多額の資金を投資することもできます。

さらに、大企業はグローバル展開に積極的な場合が多く、国際競争力向上は重要な課題でしょう。

実際、筆者が調べた限りはどの業界でもその業界の顔である大企業はほとんど博士の採用をしていますよ。

博士は大企業の姿勢や環境と相性が良いので、臆することなく業界トップを狙いましょう。

sakuranokii
sakuranokii

データサイエンスや人工知能関連分野を専門とする博士は今や引く手数多ですね。間違いなく就活無双できるでしょう(笑)。このトレンドはしばらく続くと思うので、大学での専攻を何にするか迷っている大学生や高校生に情報処理系はおススメできますね(プログラミングが肌に合う合わないはあるかもですが……)。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本記事をまとめると下図のようになります。

【就活情報から考察】博士におススメの業界まとめ

筆者が博士におススメする業界は「製薬」「化学メーカー」「電子・電気・OA機器」です。

これらはあくまで就活関連情報から考えたおススメですので、上記以外の業界で自分の専門が生かせる業界があるならその企業に入社するのが良いでしょう。

ただし、その際は自分を安売りせず、堂々と大企業を目指しましょう

小さい企業では博士の研究遂行力を活かしきれないので、多くの博士にとって要求不満な社会人生活になると思います。

大企業のリソースを使い倒して大きな仕事をする方が、博士になった意味があると言えるのではないでしょうか。

博士号取得者であることに誇りを持ちましょう。

この業界・企業は自分の強み=博士号を活かせるのかをよく考えることが大切ですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

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