こんにちわ。sakuranokiiです。
前記事に引き続き、海外留学に興味がある博士課程の疑問や悩みに答えていこうと思います。
本記事で回答する疑問は下記です。
海外留学する博士課程の学生向けの奨学金制度ってあるの?
留学は飛行機代や宿泊費などで多額のお金がかかります。
さらに、留学先で人気のヨーロッパやアメリカは日本よりも物価が高いので生活費も想像以上にかかります。
つまり、留学するためにはある程度のまとまったお金がどうしても必要なのです。
幸いなことに、世の中には留学する学生を支援する奨学金制度がたくさん存在します。
その中にはもちろん博士課程の学生でも使える制度はあります。
留学に行きたいけれどお金に余裕がなくて困っている博士課程の方は、これらの奨学金制度を活用しない手はありませんね。
というわけで、本記事の内容は下記です。
若手研究者海外挑戦プログラム
留学する博士課程に一番お勧めの奨学金制度って何?
最もお勧めできる短期留学用の奨学金制度は「若手研究者海外挑戦プログラム」です。
本制度は日本学術振興会が主催する留学用奨学金で博士課程の学生だけが応募できます。
まさに留学したい博士課程の学生にはうってつけの制度ですね。
本制度の概要を下記にまとめました。
本制度の特徴は「まともな留学経験がない学生を優遇している」「年2回の応募機会がある」「破格の支援金額」の3つです。
特に支援内容はとても充実しており、往復航空賃に加えて滞在費として100万円以上が支給されるのは嬉しいですね。
申請書に記載する内容から考えると、合格するコツは留学先研究室と研究テーマについて出来るだけ詳しく議論しておくことですね。
可能であれば、共同研究のようなテーマであれば審査員の受けが良いかと思います。
短期留学予定の博士課程学生にとってはこれ以上ない好条件の奨学金ですので、ぜひとも応募しましょう。
若手研究者海外挑戦プログラムは留学者が応募できる日本学術振興会特別研究員のような制度ですね。申請書の内容や採用者の義務も近いものを感じます(笑)。学振と同じように不採用の場合におおよその順位が開示されますので、次回の応募の参考にしましょう。
トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム大学生等コース
奨学金といえば日本学生支援機構(JASSO)だけど、
JASSOは留学用の奨学金は出してくれないの?
奨学金で有名なJASSOは留学したい大学生向けの奨学金制度も用意しています。
その名も「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム大学生等コース」です。
本制度の概要を下記にまとめました。
トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラムの特徴は「経済的負担が大きい学生を積極的に支援している」「学業以外の目的の留学も支援している」「事前・事後研修がある」の3つですね。
特に、家庭の都合でお金に余裕がないけど留学に行きたい学生にとってありがたい制度です。
ただし、JASSOの第二種奨学金に掲げる家計基準を超える学生も採用枠は少ないですが応募することは可能です。
家計基準を超えるか満たすかで応募するコースが異なるのでご注意ください。
審査では人物像がより重要視されるので、受かるコツは募集要項記載の求める人材像にいかに自分がマッチしているかをアピールすることですね。
恥ずかしがらずに堂々と自分のポテンシャルの高さを訴えかけましょう。
他の奨学金も受けている場合、本制度の奨学金との併給は認められない場合があるので必ず問い合わせましょう。ちなみに、本制度よりも高額の留学用奨学金を受けとる学生はそもそも応募不可ですのでご注意を。
海外留学支援制度(協定派遣)
JASSOは他にも留学用の奨学金を実施してないの?
実はJASSOが主催している留学用奨学金は1つだけではありません。
給付型奨学金としては「海外留学支援制度(協定派遣)」という制度もあります。
海外留学支援制度(協定派遣)の概要を下記にまとめました。
トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラムと同様に本制度も経済的に余裕がない家庭の学生にとってありがたい制度です。
また、本制度は200以上の大学が対象となっており、2021年度には17000人以上も支援している大規模な奨学金制度です。
応募条件に合致すれば比較的合格しやすい奨学金制度と思われます。
興味がある学生はまず、自分の大学の海外留学プログラムがJASSOに採択されているかを確認しましょう。
上記2つ以外にもJASSOは短期留学者向けに貸与型(借金)の奨学金制度も用意していますよ。また、JASSOは他にも海外大学で学位を取得したい学生向けに給付型奨学金制度を実施しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事の内容をまとめると下記のとおりです。
短期留学したい博士課程の学生はとりあえず「若手研究者海外挑戦プログラム」に応募するでOKです。
JASSOの第2種奨学金に掲げる家計基準を満たすなら「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」や 「海外留学支援制度(協定派遣)」 への応募も並行して準備すると良いでしょう。
本記事で紹介した以外にもお勧めの奨学金制度がありますが、長くなったので次記事で解説します。
興味がある方はぜひご覧ください!
以上、ご参考になれば幸いです。
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