こんにちわ。sakuranokiiです。
来年度から研究室配属される学生や大学院から研究室を変える学生は多くの方が事前に研究室訪問されると思います。
そんな研究室訪問を控えた学生はこんなことで悩んでいませんか?
いつ頃訪問したらいいの?
メールの文面はどうしたらいいの?
どんな質問をするべき?
服装は?お礼の仕方は?
分からないことだらけだよ・・・
研究室訪問は社会経験の少ない学生からすると分からないことだらけですね(笑)。
だからといってテキトーに研究室訪問すると志望研究室を知るせっかくの良い機会を無駄にしてしまいますし、相手に悪い印象を与えてしまう可能性もあります。
研究室訪問に向けた準備はしっかり行うべきです。
そこで研究室訪問のやり方として、事前の準備~当日の行動~訪問後にやるべきことまでを筆者の経験をもとに2記事にわたり徹底解説します。
筆者は学生の頃に研究室見学に来た学生の相手を何度もやってましたので、訪問時期や聞くべき質問は熟知しています。
また、社会人としての経験からメールやお礼、服装などのマナーに関しても教えられます。
本記事と次記事の内容を実践すれば、研究室訪問で有意義な情報が聞ける上に、先方の研究室に好印象を持っていただけることをお約束します。
本記事ではまず、「訪問時期・アポ取りメールの出し方・服装」について解説します。
「学内の研究室に配属予定の学生の場合」と「大学院から別大学へ進学予定の外部学生の場合」とに分類して解説しますので、どちらの立場の方にとっても有用な記事ですよ!
本記事の内容は動画でも紹介していますので、映像で楽しく勉強したい方はこちらからどうぞ!
訪問時期
まずは、研究室訪問に適切な時期を把握しておきましょう。
こちらは「学内の研究室に配属予定の学生の場合」と「大学院から別大学へ進学予定の外部学生の場合」で大きく異なります。
研究室訪問に適切な時期
〇来年度4月から学内の研究室に配属予定の学生の場合
・前年度の1月中がお勧め
・2月~3月は修士論文や卒業論文で研究室が忙しい時期なので避ける
・研究室訪問を授業として行う場合もあるので大学からのアナウンスは要チェック
〇大学院から別の大学へ進学予定の外部学生の場合
・願書提出締切が6~7月の場合が多いので6月中がお勧め
・4月は年度始めで研究室が忙しいので早くても5月中にする
研究室訪問は就活とは違って開始時期や終了時期にルールがあるわけではありません。
上記を参考に、自分の状況(留学する等)に合わせて訪問時期は選んでいただいて構いません。
いずれにせよ、訪問先研究室の教授の予定が最重要ですので、次節で解説するアポ取りの結果次第で訪問時期は決まりますね。
sakuranokii
上記以外で研究室が忙しい時期としては、報告会シーズンの年末や学会シーズンの9月ですね。相手の予定が詰まっていないタイミングで研究室訪問したほうが丁寧に対応してもらえるので、特に事情がないなら忙しい時期は避けた方が無難です。
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アポ取りメールの書き方
研究室訪問に適切な時期が近づいてきたら、訪問先の教授にアポを取りましょう。
いきなり電話するのはハードルが高すぎるし相手も驚くので、アポはメールでOKです(笑)。
アポ取りメールの例文を下記に示しましたのでご活用ください。
先方から日程の提示が来た場合の返信メールの例文も合わせてご紹介します。
研究室訪問のアポ取りメールの例文1
*学内の研究室に配属予定の学生の場合
〇研究室訪問可能な日程の伺いメールの例
宛先:教授の先生、cc:准教授や助教の先生、秘書さん1)
件名:研究室訪問のご相談
〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇研究室2)
〇〇先生3)
いつもお世話になっております。
〇〇大学〇〇学科〇年生の〇〇2)と申します。
私は4月からの貴研究室への配属を希望しております。
可能であれば4)配属前に貴研究室の先生方・先輩方と1度お話ししたいため、
研究室訪問させていただきたくご連絡差し上げました。
研究室訪問可能であれば、
下記日程のいずれかで訪問したく存じますが、
ご都合いかがでしょうか?5)
〇月〇日〇時~
〇月〇日〇時~
〇月〇日〇時~
上記日程以外でもご都合がよい日時があればお知らせください。
お忙しいところ恐縮ですが、ご連絡お待ちしております。
以上、何卒よろしくお願いいたします。
〇〇大学〇〇学科
〇〇
メールアドレス:〇〇6)
電話番号:〇〇6)
1)メールアドレスは研究室HPに記載されている。ccはなしでもOK。
2)学内であっても実質初対面なので所属は省略せずに書いた方が丁寧
3)教授は役職名で敬称ではないので〇〇教授とは書かない。〇〇殿も年上から年下に使う敬称なのでNG。〇〇様はOK。
4)そもそも研究室訪問を受け付けているかを確認する
5)自分から訪問予定日を提示した方が相手は日程の提案をしやすい
6)連絡先は文章中にも書くのが礼儀。電話番号は先方が急遽連絡したいときに必要なので書いた方がベター。
〇先方から日程の提示が来た場合の返信メールの例
宛先:教授の先生、cc:准教授や助教の先生、秘書さん
件名:RE:研究室訪問のご相談1)
〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇研究室
〇〇先生
ご連絡ありがとうございます。
研究室訪問可能とのこと、承知いたしました。
また日程をご提示いただきありがとうございます。
それでは、〇月〇日〇時に2)、
貴研究室にお伺いいたします3)。
当日を楽しみにしております。
以上、よろしくお願い致します。
〇〇大学〇〇学科
〇〇
メールアドレス:〇〇
電話番号:〇〇
1)件名は無理に変えなくていい
2)先方の提示日程を再度記載し理解したことを示す
3)基本的に研究室に直接向かえばOKだが先方から集合場所の指定があればそれに従う
研究室訪問のアポ取りメールの例文2
*大学院から別の大学へ進学予定の外部学生の場合
〇研究室訪問可能な日程の伺いメールの例
宛先:教授の先生、cc:准教授や助教の先生、秘書さん、自分の研究室の教授1)
件名:研究室訪問のご相談
〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇研究室
〇〇先生
〇〇大学〇〇学科〇〇研究室2)の〇〇と申します。
突然のメール失礼いたします。
私は今年度〇月の大学院入学試験で〇〇大学大学院の受験を予定しており、
合格した際には貴研究室への配属を選択肢として考えております3)。
志望研究室を決める参考にするため、
可能であれば貴研究室を1度訪問させていただき、
先生方・先輩方と1度お話ししたく存じます。
もし研究室訪問可能であれば、
下記日程のいずれかで訪問したく存じますが、
ご都合いかがでしょうか?
〇月〇日〇時~
〇月〇日〇時~
〇月〇日〇時~
上記日程以外でもご都合がよい日時があればお知らせください。
お忙しいところ恐縮ですが、ご連絡お待ちしております。
以上、何卒よろしくお願いいたします。
〇〇大学〇〇学科〇〇研究室
〇〇
メールアドレス:〇〇
電話番号:〇〇
1)研究室訪問前に自分の研究室の教授と事前相談はしておこう。ccにも入れておく。
2)所属は研究室名までちゃんと書く
3)すでに決心がついているなら「学内の研究室に配属される学生の場合」と同じ文面でOK
〇先方から日程の提示が来た場合の返信メールの例
宛先:教授の先生、cc:准教授や助教の先生、秘書さん、自分の研究室の教授
件名:RE:研究室訪問のご相談
〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇研究室
〇〇先生
ご連絡ありがとうございます。
研究室訪問可能とのこと、承知いたしました。
また日程をご提示いただきありがとうございます。
それでは、〇月〇日〇時に、
貴研究室にお伺いいたします。
当日は飛行機で移動する予定ですが、
悪天候等の理由で上記日時に間に合わない場合は
判明次第〇〇先生にお電話させていただきます1)。
当日を楽しみにしております。
以上、よろしくお願い致します。
〇〇大学〇〇学科〇〇研究室
〇〇
メールアドレス:〇〇
電話番号:〇〇
1)長距離移動の場合は交通事情によっては遅刻or訪問できない可能性もある。そのときの対応について認識統一しておくとお互いに安心。
あくまで1例ですので、自分の状況(複数人で訪問するなど)や相手研究室との関係性(すでに面識があるなど)によって適宜微調整してください。
教授は何かと忙しいので訪問予定日の2週間前には予定を伺うのが良いです。遅くても1週間前にはメールを出しましょう。
メールを出すのは緊張すると思いますが、研究室訪問はやるだけの価値は大いにあります。
勇気をもって1歩踏み出しましょう!
sakuranokii
研究室訪問を断られたとか、メールを無視するような研究室は行かない方がいいです。学生に対してオープンでない・誠実でない研究室はアカハラ研究室の可能性大なのでこっちから願い下げですね(笑)。
当日の服装
研究室訪問は就活のときほどフォーマルな場ではないので服装は基本自由です。
ですが、筆者の経験上一定の傾向はあるので、研究室訪問時のおススメの服装をご紹介します。
研究室訪問時の服装
〇学内の研究室に配属予定の学生
・私服でOK。筆者は私服の学生しか見たことがありません。
・私服であってもスウェット等のだらしない格好は印象が悪いので避けた方がいい
〇大学院から別の大学へ進学予定の外部学生
・スーツ推奨。筆者の経験では外部の見学者はスーツが多いので。
・私服でもOKだが襟付きシャツ等のフォーマルな恰好が好印象
ルールはないとはいえ、きっちりした服装であったほうが第1印象がはるかに良いです。
訪問先の先生方や先輩方も丁寧に対応してくれるでしょう。
適切な服装は有意義な研究室訪問につながるので、テキトーにはしないようにしましょう。
sakuranokii
服装もそうですが、訪問時の態度も気をつけましょう。研究室は基本的に「来るもの拒まず」ですが、教員も人間なので態度の悪い学生は歓迎されません(笑)。希望研究室で充実した大学生活を送りたいなら、研究室見学時から節度をもって教員や先輩には接しましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事の内容をまとめると下図のようになります。
研究室訪問は就職面接ほどではないものの、礼節をわきまえた行動をとるべきです。
礼儀正しい学生なら一目置かれますし、受入研究室側の対応も丁寧になりますよ。
実際に訪問先研究室に配属されたときにも、すでに好印象を持たれているので良好な人間関係を構築しやすいです。
充実した研究室生活を送りたいなら、研究室訪問の段階から礼儀を意識しましょう。
合わせて次記事【質問・お礼メール・その他の注意点編】もご覧ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
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