こんにちわ。sakuranokiiです。
前記事に引き続き、海外留学に興味がある博士課程の疑問や悩みに答えていこうと思います。
本記事で回答する疑問は下記です。
留学って何かと困ることが多そうだし、本当に楽しいの?
留学中に楽しい思い出を作る余裕なんてあるのかな……
過去記事でも解説したように、確かに初めての海外生活では何かとトラブルが起こります。
さらに、慣れない新生活に対する不安や緊張の連続でメンタルが弱くなる人もいるでしょう。
留学が本当に楽しい思い出になるのか不安になる気持ちも分かります。
ですが、実際に留学を経験した筆者は誰にとっても留学は一生の思い出になると思います。
筆者自身、留学中に一生の宝物と言える思い出ができました。
留学を楽しめるか不安な方は、留学経験者の忘れられない思い出話を聞くことで前向きになれるはずです。
というわけで、本記事の内容は下記です。
入国した瞬間の興奮
留学して一番最初の思い出って何?
留学して1番最初の忘れられない思い出は「入国した瞬間の興奮」です。
留学前にも数回海外旅行には行っており、いずれも入国直後はわくわくしたものです。
ですが、留学の際はいつも以上に興奮しました。
まず、迎えの現地学生に案内されながら宿泊先まで向かう道中に見たドイツの美しい街並みがとても印象に残りました。
都心のアパートなのに近くに教会やオペラハウス、宮殿があるなんて日本では考えられないですよね(笑)。
「今日からここで暮らすんだ」と思うと、胸の高鳴りが止まらなかったですね。
また、自分の部屋にたどり着くまでにバスや電車に乗ったりスーパーを利用したりしましたが、すべてが日本のシステムと異なりました。
扉の施錠の仕方まで日本と全然違います(笑)。
新しい環境に対して不安を感じる以上に、大きな解放感を感じました。
連日研究室内に閉じこもりがちな博士課程学生だからこそ、この解放感が心地よかったですね。
留学後にも海外旅行に行く機会はありましたが、留学のとき以上に興奮した入国はありません。
初めての海外生活がスタートした瞬間の興奮は、もう二度と味わえない私にとっての一生の宝物です。
冬場にドイツに行ったのでかなり寒いはずだったのですが、入国直後は興奮のせいか全く寒さを感じなかったです。10時間以上の長旅で、ドイツ入りしたのも夜中であり、どう考えても疲れているはずなのにやたら元気だったので、現地学生に驚かれました(笑)。
日本人の友人とのプチ旅行
留学の思い出と言えばやっぱり観光地巡り?
平日は研究を頑張りますが、週末はよく観光地巡りしていました。
その中でも印象に残っているのが、偶然同じタイミングでドイツ留学していた日本人の友人数名との国内プチ旅行です。
この国内旅行が2つ目の一生の思い出ですね。
プチ旅行へ行ったのは留学してまだ2週間しか経っていない頃でした。
まだ海外に慣れていないのに、筆者は1人で国内空港と鉄道を利用し現地集合しました。
その日は悪天候で飛行機が遅れてしまいましたが、友人たちと無事合流できてとても安心したのを覚えています(笑)。
ドイツでよく見るコーヒーチェーン店で休憩した後、美術館や教会を観光しました。
夕食はビアホールに行き、ドイツ名物のビールとホワイトソーセージを楽しみました。
留学してからずっと会話は英語だったので、日本語で好きなだけ話せるのがとても楽しかったですね。
ホテルの部屋がL字型の独特なレイアウトで、壁沿いにベッドが縦方向に並んでいたのが印象に残ってます(笑)。
翌日は博物館に行き半日楽しんだ後、昼間からレストランでビールとピザ、ステーキを楽しみました。
それからやや遠出して観光地巡りした後、別々に解散することになったのですが、事件が発生しました。
筆者が予約していた飛行機の出発時間を勘違いしており乗り遅れてしまったのです。
しかたなく次の便のチケットを買うことになったのですが、めちゃくちゃ高かったですね……
最後にドジを踏みましたが、それも含めて忘れられない思い出になりました。
筆者の場合はもともと知り合いでしたが、海外で出会う日本人留学生とは仲良くなりやすいと思います。
皆、心のどこかで日本が恋しい気持ちがあるのです。
旅行でなくても、海外で出会った日本人の友人と特別な時間を過ごすのは忘れられない留学の思い出になりますよ。
上記以外にも年末の冬休みに1人でプラハに旅行しました。海外1人旅は初めてで緊張しましたが、プラハは景色良し料理良しだったので良いリフレッシュになりました。ただ、個人的に寂しさはあったので海外旅行は1人よりも何人かで行った方が楽しいなとは思いました(笑)。
クリスマスパーティー
研究室内のイベントで思い出に残ることってあった?
筆者は留学中に年を越したので、年末にかけての研究室内イベントにも参加しました。
特に印象に残っているのがクリスマスパーティーですね。
クリスマスパーティーは最寄りのクリスマスマーケットに行くところから始まりました。
クリスマスマーケットとは、12月頭から年末にかけてドイツを始めヨーロッパ各地で開かれるイベントです。
日本で言う屋台みたいな感じで、名物はホットワイン(暖かい赤ワイン)ですね。
ラボメンバーでホットワインを飲みながら年末年始の予定や今年一年を振り返って談笑してました。
普段忙しくてほとんど話すことのない教授もこの日は特別でした。
思い切って教授にも話しかけ、写真も撮らせていただいたのは良い記念になりましたね。
クリスマスマーケットを後にし、研究室に帰ってからも宴は続きます。
筆者が留学した研究室には様々な国の学生が在籍しているため、各々の学生が自国の料理を披露するイベントがありました。
筆者も日本代表として肉じゃがを振舞いましたよ。
その後は、サンタとトナカイに扮した学生がプレゼントを配るイベントが始まりました。
筆者は美味しい洋酒を頂きましたね。
プレゼントを配り終えた後はビールやワインを飲みながら延々と雑談し、宴は深夜まで続きました(笑)。
筆者の研究室ではそもそもクリスマスを祝う会がなかったこともあり、留学時のクリスマスパーティーは忘れられない特別な思い出になりました。
クリスマス以外にも、研究室旅行や公聴会お疲れ様会、ハロウィンなど研究室内イベントは色々あります。
留学する方は積極的にイベントには参加しましょう。
現地学生と仲良くなるチャンスですし、その国の文化が感じられるので、きっと良い思い出になりますよ。
ドイツは年明けを花火や爆竹で祝う文化がありました。年明けの瞬間には各家から花火が一斉に打ちあがるのです。筆者はアパートのベランダから見ていましたが、とてもきれいで良い思い出になりました。
Farewell Party
他にはどんな思い出があるの?
最後の忘れられない思い出は筆者のfarewell party、つまり、追い出しコンパですね。
帰国前の最後の金曜日に、ラボメンバーと一緒に飲み会に行った話を最後にご紹介します。
お店は筆者自身が選びました。和食を知ってもらうためにお寿司屋さんにしましたね。
筆者の留学先は都心だったので、海外とはいえ美味しいお寿司屋さんがあったのです。
お世話になったメンバーとお寿司や日本酒を楽しみながら最後のひと時を過ごしました。
将来どんな職に就きたいかとか、ラボの運営はこうするべきだとか、深い話ができたのが印象的でした。
最後に来てくれた1人1人と握手し、感謝の言葉を述べて、解散となりました。
解散後、筆者はまだ小腹が空いていたので、後輩の日本人学生を誘って締めのラーメンを食べに行きました。
海外でもラーメンが食べられるとは思っていませんでしたが、さすがドイツの都心部は何でもあります(笑)。
値段は高かったですが、久しぶりのラーメンはとても美味しかったですね。
最後の1日を満喫できて幸せでした。
短い間とはいえ、ラボメンバーは筆者にとって初めて仲良くなった外国人でした。
何もなくさようならするのはさすがに寂しいと思っていたので、 Farewell Partyを企画してくれたのはとても嬉しかったですね。
留学予定の方は、Farewell Partyでなくても現地学生と飲みに行く機会があるならば、積極的に参加することをお勧めします。
きっと一生の思い出になると思いますよ。
帰国の日は、面倒を見てくれていた中国人のラボメンバーが空港まで送ってくれました。面倒見が良い人で、筆者がチェックインするまで連れ添ってくれました。筆者の英語力が低いせいで何かと迷惑もかけましたが、最初から最後までずっと彼は親切でした。こうして留学時代を楽しく振り返れるのも彼のおかげですので、感謝しかありませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事の内容をまとめると下記のとおりです。
本記事で紹介したような旅行やイベント、飲み会は分かり易く思い出になるのでお勧めです。
ですが、苦手な方は無理して行かなくてもOKです。
なにげない普段の日常の中でも、日本と海外の違いを感じることは多々あります。
建物の建築様式、道を行きかう自動車の車種、やたらたくさんある教会、スーパーの店員の対応など挙げればきりがないです(笑)。
毎日毎日が刺激的なので、自然と忘れられない思い出はできてしまいますよ。
筆者自身、留学から帰ってきて何年も経つのに「あの頃はなんて刺激的な毎日だったんだろう」とふと思い出してしまうほど、初めての海外生活は頭に残っています。
留学は行くだけで十分に一生の思い出になる経験なのです。
以上、ご参考になれば幸いです。
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