こんにちわ。sakuranokiiです。
最近はワクチンの普及のおかげで新型コロナウイルスも下火になってきましたね。
国内外の移動も徐々にしやすくなってきました。
博士課程の学生にとっては海外留学に行くチャンスが復活したと言えますね。
とはいえ、海外留学は人生のビッグイベントです。色々と悩むこともあると思います。
例えば、下記のような疑問をお持ちではないでしょうか?
博士課程の学生が留学に行くメリットって何?
逆にデメリットって何だろう?
筆者は数年前の博士課程2年時にドイツに3ヶ月間留学しました。
当時の経験を振り返りながら、博士課程の学生にとっての留学のメリット・デメリットを本記事ではお伝えしたいと思います。
留学のメリットとデメリットは留学に行くかどうかを決める重要な判断材料となります。
留学するか迷っている博士課程の学生は知っておくべきだと思いますね。
また、すでに留学が決まっている方でもメリットを知ることでモチベーションが上がりますし、デメリットも知ることで後悔なく留学できますよ。
というわけで、本記事の内容は下記です。
留学のメリット~視野が広がる~
留学する一番のメリットって何?
筆者が思う留学する一番のメリットは「視野が広がること」です。
視野が広がる要因は2つあります。
違う研究室で違う研究テーマに従事すると新たな発見の連続で面白いですよ。
自分の研究室にも取り入れられることは積極的に持ち帰りましょう(笑)。
決められたレールに沿って勤勉な人として生きる人生を日本では推奨されています。
その生き方を否定はしませんが、海外生活を通じて世間の常識に縛られず自分次第で生き方は工夫できることに気づかされましたね。
このように、日本の1研究室にいるだけではできない人生経験が視野を広げてくれるのです。
広い視野を持って人生を豊かにしたい人は留学することをお勧めします。
視野の広さは就活で良いアピールポイントになります。博士はニッチな専門分野の勉強ばかりしていて視野が狭いと思われがちなのでギャップを狙いましょう(笑)。
留学のメリット~自分を見つめ直すことができる~
他にも留学するメリットってある?
もう1つの留学する大きいメリットは「自分を見つめ直すことができる」ですね
その要因は以下2つです。
筆者の場合は留学の時期が就活の時期とちょうど被っていました。
自分の進路を見極める上で、自己分析したり自分の人生目標を考える時間がたくさんできたのは幸運でしたね。
筆者の場合は帰国後、家族や友人をより一層大切にしようという気持ちになりました。
また、日本語で意思疎通ができる素晴らしさ、何でも気軽に相談できる指導教員がいる安心感も実感しましたね(笑)。
博士課程の方は普段の研究に忙殺されており、自分自身と向き合う時間は中々作れないと思います。
ですので、留学と言う機会を活かして自分を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
特に筆者は日本にいた頃は週6で研究室に入り浸っており、頭の中は研究のことばかりでした。偶然にも進路を考える時期に留学し、強引にでも研究からやや離れられたことで自分を見つめ直すことができたのは、今の人生に大きな影響を与えていると思います。
留学のデメリット~自分の研究成果が減る~
逆に留学するデメリットて何?
筆者の思う留学する1番のデメリットは「自分の研究成果が減る」ことですね。
その理由は以下2つです。
博士課程の学生は「自分の研究実績を増やすんだ!」という気持ちで留学しない方が賢明です。
それはポストドクターになってからでOKです(笑)。
自分の研究でもっと成果を出したい、あるいは、そもそも修了できるほどの成果を出せる目途が立っていないのなら、留学せずに日本で目の前の研究を進めた方が良いでしょう。
メインの研究の進捗に余裕がある人なら留学しても後悔なく過ごせると思いますよ。
筆者は完成間近のテーマの担当になったので、帰国後すぐに論文が発表され、幸運にも共著者にも入れていただきました。さらにラッキーなことに本論文はカバーピクチャーにも選ばれました。非常に珍しいケースですが、運が良ければこういうこともあります(笑)。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事の内容をまとめると下記のとおりです。
博士課程の学生にとって、留学はメリットもデメリットもありますが、個人的にはメリットの方が大きいと思います。
社会人になってからも海外出張や出向等で海外生活をする機会はありますが、目的はあくまで仕事です(笑)。
純粋に自分の勉強のために留学するのは学生の頃しかできないでしょう。
それに、若い学生の方が本記事に書いたメリットの恩恵をうけやすいと思います。
海外生活に不安はあるでしょうが、博士課程の学生なら英語もある程度慣れてるだろうし科学の知識もあるので、海外の研究室でもなんだかんだやっていけますよ。
ですので、博士課程の間にもし留学できる機会があるのなら、ぜひともチャレンジすることをお勧めします。
以上、ご参考になれば幸いです。
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