博士課程の就職体験記【就職の一連の流れ編①】

博士課程の就活体験記【就活の一連の流れ編①】就職関係
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こんにちわ。sakuranokiiです。

【面接で聞かれたこと編】【面接での受け答え編】【ESに書いたこと編】はご覧になられたでしょうか?

博士課程の就活体験記の次のテーマは「就活の一連の流れ」です。

博士課程の就活は修士や学士での就活とは違う部分があります。

また、同じ博士課程の学生でも人によっては違う就活の仕方をする人もいます。

まず本記事では、一般的な博士課程の就活の流れをご紹介いたします。

筆者が様々な業界にわたり100社以上の理系の就職先について調べた結果と実際の経験談をベースにまとめましたので、信憑性は高いと思います。

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博士は就活ルール適用外

博士は就活ルール適用外

まず初めに、一般的な大学生の就活の流れについておさらいしましょう。

経団連が公表している「採用選考に関する指針」によると、就職活動の”正式な”スケジュールは下記の通りです。

  • 広報活動(エントリー受付やES提出・適性検査等):3/1以降にスタート
  • 選考活動(筆記試験や面接):6/1以降にスタート
  • 内定日:10/1以降

ただし実際は多くの企業が優秀な学生を他社に先んじて獲得したいため、開始時期より早期に採用活動を行っているのが現状で問題になっております。

では、博士課程の学生も同じ就活ルールが適用されているのでしょうか?

経団連が公表している「採用選考に関する指針の手引き」に以下の文言が記載されています。

指針の規定は、日本国内の大学、大学院修士課程、短期大学、高等専門学校の卒業・修了予定者が対象となる。大学院博士課程(後期)に在籍している院生は対象とならない。

日本経済団体連合会発行「採用選考に関する指針」の手引き 2017年4月10日改訂版より引用

実はドクターの学生は就活ルールの対象外であり、企業は博士の学生ならいつでも採用して良いのです。

このようにドクターの就活は自由度が高いため、いわゆる裏ルート(企業と教授のコネ等)で採用されると巷で噂されますが、これは非常に稀なケースです。

基本的に修士・学士と同じようにESを提出し、適性検査を受け、面談を受けます。

ただし、「いつでも内定を出せる人材」である都合上、他の大学生とは一部異なった流れの就活になるのでご注意ください。

sakuranokii
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「採用選考に関する指針」は数十年にわたり経団連が決めていましたが、2021年卒からは政府主導に変わりました。とはいえ、急に大きくルールを変えると混乱を招くので、現在は前例踏襲している状況で、2022年卒も例年通り進めるそうです。2023年卒以降はどうなるかわからないですが、しばらくは現状維持するのではないでしょうか?

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エントリー開始時期が早い

エントリー開始時期が早い

他の大学生との一番の違いはエントリー時期です。

修士・学士と同時スタートの場合もありますが、博士のみ早期にエントリーを受け付けている場合もあります

なぜなら博士はいつでも内定を出せるため、優秀な学生を早期に確保するべく、企業によっては通常より早い時期から選考を開始しているのだと思います。

その結果、一般的には3月エントリーが多いですが、博士は12月~1月エントリーが多いです

業界によってはさらに早く、特に製薬業界は9月~10月エントリーが多いので気を付けてください。

よって、製薬業界も視野に入れるなら志望業界・企業は8月~9月にある程度は決めておき、エントリー開始時期を調べておくべきでしょう。

業界研究やES・適性検査対策も他の大学生より早めに進めておくのが無難です(【ESで書いたこと編】参照)。

また、博士を新卒ではなく経験者採用するところもあり、その場合エントリー手順は異なるので注意が必要です。

とにかく博士の就活では志望企業を早い段階で決め、採用HPを隅々までよく確認しておくことが肝要ですよ。

sakuranokii
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博士の初任給がいくらかご存知ですか?もちろん修士よりも高く設定されていて27~28万円ぐらいが多いです。高い企業だと30万円越えで、低い企業だと25万円弱ですね。募集要項に記載のない会社も多いです。企業が博士という人材を大事にしてるかどうかが分かる1つの指標ですので、初任給の記載があり、かつ、高給な企業を迷ったら選びましょう。

内定を頂く時期

内定を頂く時期

博士はエントリー時期こそ早いですが、その後の選考内容は他学生と基本的に同じです。

ES提出、適性検査受験、1次面接と進んでいくことでしょう。

ただ、優秀な人材なら他社に取られる前に早く確保したいのが人事部の心情です(笑)。

修士の学生でもそうでしょうが、内定をいつでも出せる博士ならなおさらです。

筆者が見聞きした経験上、書類選考や1次面接での印象がよければ、最終面接まですぐに進みます

筆者の専攻は化学メーカー志望が多く、その経験で言うと、早くて2月ぐらいに最終面接し内定を頂く人もいます。

多くの学生は3月~4月には決まっていますね。

遅くても6月には皆決まっているか、内定は出てるが別の本命企業を受けているぐらいの印象です。

この時期になると修士・学士の就活と被ってくるので競争が激しくなってしまいます。

加えて、修了に必要な論文の数が足りていないと就活どころではなくなるので、博士は3月~4月までに内定を取ることを目標に行動しましょう。

sakuranokii
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博士は優秀な人なら世間よりかなり早い段階で内定を頂けますが、そうでないと苦労する印象です。人によって差が激しいです(笑)。前者になるためには博士課程でしっかり自己研鑽しましょう。過去記事【博士課程の就活は不利か?】でドクターが就活を有利にする方法を解説してますのでご参考までに。

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博士は推薦を使える?

博士は推薦を使える?

ところで、理系大学生は大学推薦枠で選考を受けることで、書類選考や1次面接免除等の選考の簡略化が可能です。

では、博士の場合はどうでしょうか?

結論から言うと、博士は自由応募で選考を受けましょう

筆者の大学を例としてご紹介します。

大学当てに来る推薦の対象に博士は入っていたので使えますが、実際に使ってる人は1度も見たことがないです。

博士は全員、自由応募で複数の企業を受けてます。

要因としては、冒頭で言ったように選考時期が早いことが挙げられます。

大学推薦枠を受ける人は修士の学生と相談して決めるので、修士の就活開始時期を待たないといけませんが、それだと遅いですよね。

また、修士の方が圧倒的に学生数が多く、皆推薦は使いたいので、博士の分まで余らないです。

大学側もそれが分かっているのか、筆者が修士のときは大学推薦の紹介がたくさん来たのに、博士の就活開始時期には一切連絡がこなかったです。

企業によっては、博士は自由応募のみと断っているところもありますね。

博士は就活で推薦を使うことに期待するのはやめましょう(笑)。

では、推薦が使える修士の学生は有利なのかといったらそんなことはないと思います。大学推薦を過信して落ちていった学生を筆者はたくさん知っています。いくら選考が簡略化されても、結局最終面接でしっかり見られます。推薦枠を取れても油断せず、自分の実力を磨くことを忘れないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本記事をまとめると下図のようになります。

博士課程の就活体験記【就活の一連の流れ編①】まとめ

博士課程の学生であっても基本的には修士・学士と同じような流れで就職します。

気を付けるのはエントリー開始時期ですね。

通常通り3月スタートだと思い込んでいると志望企業に行けない可能性があるので注意ですよ。

博士課程2年生の夏ごろには業界研究等の就職に向けた活動を始めるのが理想です。

ただし、就活対策ばかりして学生時代を過ごすのは得策ではありません。

自分の付加価値を高めることが内定を頂く上で最も大事です。

博士であれば、研究で優れた成果を出すために日々努力し続けることが有効な就活対策ですよ。

以上、ご参考になれば幸いです。

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