こんにちわ。sakuranokiiです。
研究職になりたいと考えている大学院生の方はこんな疑問をお持ちではないでしょうか?
大学と企業の研究は違うって聞くけど、
企業の研究職が身に付けるべき能力ってなんだろう?
大学と企業では目的や組織構造が違うため、何かを研究する仕事という点は同じでもその業務内容は一致しない部分も多いです。
よって、企業の研究職に求められる能力は大学の頃とは変わってきます。
将来的に企業で研究職に就きたい大学院生の方は早い段階からその能力を知っておくべきです。
というわけで、本記事の内容は下記です。
やっぱりコミュ力
企業研究職に一番求められる能力って何?
企業の研究職に求められる一番重要な能力はコミュニケーション能力だと筆者は思います。
意外性がなく残念ですが、やっぱりコミュ力は研究職でも必要不可欠です。
その理由は下記です。
ここで言う「コミュ力が高い人」とは「おしゃべりな人」という意味ではありません。
相手にわかる言葉で自分の言いたいことを適切に伝えることができる人です。
本当の意味でコミュ力の高い人材になるために研究室生活でできることは下記です。
可能であれば、企業との研究交流会に参加してプレゼンする経験をするのが1番良い方法です。
そういった機会があればコミュ力を鍛えるチャンスですので挑戦してみてはいかがでしょうか?
特に博士課程に進学される方は奨学金制度によっては企業の方と技術交流できる機会もあるのでぜひ活用してくださいね。
筆者自身も取引先に物事を伝えるのに苦労しました(笑)。自分では伝えたつもりでも伝わっていないことは往々にしてあります。電話だけでなくメールも送る、ややこしいことは図や表を使って視覚的に理解できるようにするなど相手基準で工夫しましょう。
主体性
コミュ力以外に必要な能力ってあるの?
コミュニケーション能力以外にも研究職が身につけるべき能力はあります。
その1つは主体性だと筆者は考えています。
自ら相手に働きかける姿勢は社会人の基本ですが、研究職においてもとても重要です。
企業や部署によるかもしれませんが、会社の上司は研究室の先生よりも面倒見は良くないですね(笑)。
会社は営利組織で教育は二の次だからでしょう。
主体性を身に付けないと会社で生き残るのは大変ですよ。
学生時代から主体性を鍛える方法は下記です。
大切なのは自ら考え動くことです。
先生に言われたことだけやっていても卒業はできるかもしれませんが、それでは主体性は鍛えられません。
1人前の研究職になりたいなら、主体的に行動することを意識して研究室生活を過ごしてください。
入社当初の筆者は周りがあまり助けてくれないことに少し不満を抱いていました(笑)。今思うと甘いですし、受け身な姿勢のせいで仕事の効率も悪かったと思います。自分から働きかけることを意識して行動すると物事が早く進み仕事が楽になりますよ。
誠実さ
他にも研究職に必要な能力ってある?
コミュ力と主体性に続き、企業研究職を担うには誠実さが必要不可欠だと筆者は考えています。
誠実さは企業が求める人材像でもよく挙げられるキーワードですね(過去記事参照)。
誠実さが重要な理由は下記です。
研究室に比べて企業は一緒に仕事をする人の年代や経歴、立場が多種多様です。
様々なバックグラウンドの方々と上手くやっていくためには人間性も磨く必要があります。
研究室生活の中で誠実さを磨く方法は下記です。
長い研究室生活では目を背けたくなるような出来事も起こることでしょう。
そんなときにも逃げずに真摯に対応する習慣を身に付けてください。
誰からも信用される誠実な人間になれると思いますよ。
企業は大人数で協力しながら1つの仕事をしますので、不誠実で平然と嘘をつく人がいると非常に迷惑です。特に事業の大元となる研究職の人は研究にも人にも誠実であり続けることが肝要だと筆者は思います。
頭が良いだけではダメ
とは言うものの、研究職は頭脳労働がメインなのだから頭さえ良ければそれでいいんじゃないの?
確かに研究職は頭を使う仕事がメインですので頭が良いに越したことはありません。
ただし、残念ながら頭が良いだけでは研究職は務まらないです。
その理由は下記です。
大学の研究を個人戦とすると、企業の研究はチーム戦です。
個人の能力がいくら高くても、主体性・コミュニケーション能力・誠実さに欠いた人はチームで動く上で支障になります。
1人前の研究職になりたいなら、チーム戦であることを意識した行動を心掛けましょう。
頭は良いけど不誠実な人は筆者の職場でも見かけます。成果は出ていてもそういう方はやはり扱いが難しいですね(笑)。誠実さは見落とされがちですが、チームで仕事をするうえでは必要不可欠だと筆者は思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事の内容をまとめると下記のとおりです。
企業の研究はチーム戦ですので、研究職だからと言って頭が良いだけでは務まりません。
相手基準で物事を伝え、主体的に課題解決に動き、他者に誠実に接しましょう。
社会に出る前から上記を意識した行動を心掛けておけば、企業で即戦力になれますよ。
以上、ご参考になれば幸いです。
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