Q:企業研究職をしててつらいのはどんなとき?
A:個人的に一番つらいのは他人に振り回されているときですね。例えば、業務委託先が思ったように動いてくれないときや、顧客から無茶な仕事を依頼されたときです。こういうときは相手の事情を詳しく聞き自分にできることを探すか、無理なことは無理と言って断る(妥協案は出す)のが良い対処法です。
Q:企業研究職をしててストレスがたまるのはどんなとき?
A:個人的には時間に追われているときはストレスを感じますね。企業は研究室と違って勤務時間に制約があり、仕事の納期も決まっているため時間に追われることはよくあります。こういうときはまずは優先順位を決めて本当に大事な仕事から片付けること、間に合わないなら人に頼ることを意識して対処しています。
Q:企業研究職をしてて疲れるのはどんなとき?
A:後々になってミスに気付いて関係者と急いで対応しているときは肉体的にも精神的にも疲れますね。筆者はミスをしてもすぐに気付くように毎日帰る前に自分の1日の動きを簡単に振り返るようにしています。また、そもそもミスしないために徹底確認を意識して仕事しています。
Q:企業研究職をしてて楽しくないのはどんなとき?
A:研究と関係のない仕事に忙殺されているときは楽しくないですね。例えば、安全関係の仕事とか社内研修の準備や宿題とかその他多数の雑用などです。こういうときはどんな仕事からも学ぶことはあると考え前向きに取り組むか、誰かに協力してもらい負担を分散するかで対応しています。
Q:企業研究職の大変なところって何?
A:商品の量産化に向けた仕事が一番大変ですね。量産化を進めるためには社内外の関係者に働きかける行動力とコミュニケーション能力が重要で、大学時代では経験しない仕事の連続です。さらに、量産化は絶対にミスできないプレッシャーもありますね。大変ですが、量産化を乗り越えないと今まで研究を頑張った意味がないので何とか頑張ってます。
Q:企業研究職のデメリットは?
A:大学とは違い自分の興味が赴くままに研究はできない点がデメリットです。今やろうとしている研究は「顧客に需要があるか?」「量産は可能か?」などお金になる研究かどうかを念頭に考えて仕事をしないといけません。
Q:企業研究職ってどれほど忙しい?
A:平常時はそれほど忙しくありません。1~2時間ほどの残業で18~19時ぐらいに帰る人が多いです。何かトラブルが起こったときは激務になりますが、それはどの職種でも同じかと思います。
Q:企業研究職って暇な仕事?
A:何かとやることはあるので暇ではありません。たまに暇な時間ができても将来的にやるべき仕事を前もってこなしたり、文献調査して研究に使えるネタを探したりしますね。事業が上手くいっていない部署は暇という噂は聞いたことがあります(笑)。
Q:企業研究職の仕事についていけないことってありうる?
A:ありえます。企業は大学と違って教育熱心ではないので、分からないことがあったら自分から質問しに行ったり、自主的に勉強したりしないと仕事に段々とついていけなくなります。主体的に行動することが企業では大切ですね。
Q:企業研究職の職場でパワハラってある?
A:筆者は見たことがありません。研究職は真面目で落ち着いた人が多いのでハラスメントとは縁が遠い職種な印象があります。上司が部下に注意するときはもちろんありますが、怒鳴り散らすわけではなく諭すような言い方ですね。
Q:企業研究職になれてもつまらないテーマの担当になったらどうしよう?
A:とりあえずは一生懸命取り組んでみてはいかがでしょうか。やっているうちに面白さに気づくかもしれませんし、知識が増えて自分なりに工夫できるようになると研究は面白くなると思います。それでもつまらないなら自分で研究テーマを立ち上げるのも手です。自分が学生時代にやっていた研究を今の課題の解決に利用できないか考えてみましょう。
Q:企業研究職になれても担当するテーマがうまくいかないときはどうすれば良い?
A:研究テーマが上手く進まないときはとにかく人と話すことが最も大事かと思います。筆者の場合は大体これで解決してきました。人と話すことで思い込みから抜けられますし、人から聞いた新たな知見が解決のヒントになります。他にも色々な対処法がありますが、詳しくは過去記事「研究・実験が進まないときに読む記事」をご覧ください。
Q:企業研究職になるのが漠然と不安だけどどうしたらいい?
A:入社前から自信満々の人はいないので安心してください。筆者も入社前は漠然とした不安がありましたが、業務が始まってから自分でできることが1つずつ増えていくに従い不安は消えていきました。自分の能力に自信をもちたいのなら博士課程に進学して研究遂行力を鍛えるのも手ですよ。
Q:企業研究職になるのはやめとけと周りから言われたけどやめた方が良いのかな?
A:周りの意見よりも自分の気持ちを優先して進路は決めるべきです。周りの人間は自分とは違う人間なので当然ながら価値観は異なります。つまり、周りの意見が自分にとっても正解である保証はどこにもありません。自分の価値観にあった職種を選びましょう。
Q:企業研究職を辞めたいと思ったときはある?
A:トラブル対応で激務だったときに辞めたいと思ったことは一時ですがあります。おそらくかなり疲れていたのでしょう(笑)。トラブルが解決した今は辞めることは考えていませんね。
Q:企業研究職って変人が多いの?
A:真面目な優等生タイプが多いです。変わった人もいますが根は真面目なのか仕事はしっかりこなしますね。
Q:企業研究職になって鬱になる人っている?
A:筆者は見たことがありません。大学と企業は環境がかなり異なるので、そのギャップに疲れて鬱症状が出る人もいるかもしれませんが、研究職に限った話ではないかと思います。休日にはしっかり休んで身も心もリフレッシュすることが大切です。
Q:企業研究職になって後悔していることってある?
A:筆者は研究が好きだし、大学時代の専門と近い仕事ができているので今のところ後悔はないです。待遇の良さに惹かれただけの研究があまり好きでない人が、大学時代の専門と何の関係もない仕事を任された場合は後悔するかもしれませんね。
Q:企業研究職は割に合わない仕事?
A:給料は高いので基本的に割に合う仕事かと思います。ただし、一部の企業では平均的な給料に見えて実は長時間の固定残業代込みにしていたり、手当込みにしている場合もありますので、応募する企業の募集要項はよく見て「基本給」がいくらなのかは確認するべきですね。
Q:企業研究職って意外に貧乏?
A:研究職は高給取りなので貧乏な人は見たことがありません。真面目な人が多いのでギャンブルにはまって浪費する人も見たことがありませんね。
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